11月30日(水)江東区にあるティアラこうとう大ホールにて
お二人の「ハートフル・クラシックス」コンサートを観てきました。 初めて行く会場でした。地下鉄半蔵門線の「住吉」という駅を降りて歩いてすぐ。でも真っ暗でこんなところにあるのかと思っていたら目の前に大きなビルディングが現れてきました。公園の中にあるよな、そこが「ティアラこうとう」でした。 ショーが始まって、お揃いの白の衣装を身にまとい登場しました。 この場所も初めてですが、二人のコンサートを見るのも初めてです。 二人のコンサートはもう8年ぐらい前から始めてるとか。 高嶋さんが、海外から戻ってきて、普通のクラシックでは無く違った手法でアプローチしようとした時、加羽沢さんがまだ学生のころ出会ったそうです。 最初に打合せをした時、加羽沢さんがあまりにもクシシックのことを知らないので呆れたそうです。高嶋さんが演奏する曲を選ぶと、それは知らないとか、5分以上の曲は駄目とか、まるで漫才のような会話だったようです。 高嶋さんは気が短くて短期、ボケる加羽沢。この二人のコンビが見えましたね。 ここからは、プログラムの紹介。 そして、曲の感想やクラシックを知らない人も、自分もほとんど知らないので、少しマメ知識を交えながら書いてます。 長くなりそう…。 プログラムです。 第一部 「G線上のアリア」 バッハですね。さすがスタラディバリウス(1736年製だそうです)。会場も意外といい施設ですが、バイオリンがキンキンせず、優しく包み込んでくれます。この曲は私も知ってます。 「愛のあいさつ」 イギリスの作曲家エルガーが、バイオリンとピアノの小品として作りました。二人にぴったりですが、エルガーの奥さんのために作ったとか。 「バンジョーとヴァイオリン」(クロール) ここからはピアノソロです 「アランフェス協奏曲」(ロドリーゴ) とてもせつなくて、はかない曲でした。 本来はギターとオーケストラの曲だそうですが、この第二楽章が好きで、それを演奏しました。全部聞きたいと思いました。 「アヴェ・マリア」(カッチーニ) アヴェ・マリアっていろんな方が作ってるんですね。 私の場合、ドラクエに出てくるアベマリアをそうしても連想してしまいます。スーパーファミコンになって画期的な発想でした。(ドラクエ知らない人、すいません) ここで高嶋さん再び登場して 「高嶋さち子のヴァイオリン講座」と二人ではもってました。 ヴァイオリンのミニ知識です。 2歳の子供も演奏できる32分の1サイズがあるんです。 実際に弾くと、それはのこぎりの「ギコギコ」という音でした。 そして成長とともに16分の1、8分の1と大きくしていくらしいです。まともに買うとお金がかかるので、知り合いのお古を借りるそうです。それが、3万円ぐらい。だいたい3万から5万ぐらいで大人のバイオリンを買えるとか。しかし、ワンランク上がると、一気に○百万、○千万、そして高嶋さんの「ルーシー」(愛称です)になると億単位です。そこでクイズ。3万円とストラディバリウスと目を瞑ってあてるという。これが会場では半々でした。私はすぐにわかりました。安いのは頭のてっぺんがキンキンする感じなんです。 「ノクターン 遺作」(ショパン) 「ナバラ」(サラサーテ) 休憩です。 今日はこの辺で、かなり書きました。 #
by tsururinn
| 2005-12-05 15:29
| 音楽
「ラフカット」はエネルギーをもて余している役者に、力試しの場を提供していこうというプロジェクトです。荒削りであっても可能性を秘めた役者との出会いを求めて、プロデュース公演やワークショップなどを行っています。
というエネルギッシュな舞台を観てきました。 作家は今小劇場を中心に演劇界でも油が乗ってる4人の作家さんのオムニバス。 第一話 「震度2」 脚本 樫田正剛 <劇団方南ぐみ> ラジオの構成会議が舞台。樫田さん自信が元々ラジオの構成作家の経験があり、そこからのお話。その世界を知っている人には楽しめますが、お客さんはついて来れなかったようです。 場所が広いこともあり、客席の反対に向かってしゃべっても聞き取れない、という基本ができてなかったですね。もちろん、客に向かって芝居をしなくてもいいのですが、何を言っているのか客にわかってもらう必要がある場合は、役者がお芝居で工夫を」しないと。 樫田さんも、全然駄目と言ってましたね。 第二話 「コインランドリーマンズ」 脚本 桑原裕子<劇団KAKUTA> ここ2,3年で、3回ぐらい舞台を観て、面白いなと思っている桑原さんんおチーム。 コインランドーリーで、今を描くことにチャレンジ。多種多様の人間模様のコラボレーション。最後までしっかりと見せられました。 でも、コインランドリー自体がもう風化しつつあるコミュニティのような気がします。もう少し先の未来を見たかったです。 第三話 「バカ少年。」 脚本 中島淳彦 昭和51年矢沢永吉を愛する工業高校生が主人公。で、かならず溜まり場になる家があろます。そこが舞台。 なんな10代のころ必ず飲む機会があるウイスキーコークと田中角栄のロッキード事件。一見、つながらないようで、このころから日本の学校は荒廃してきたように思う。学校に行っても面白くない。親からは理由もなく勉強しろ言われ、将来の目標もない高校生。楽しみは学校をさぼること、女のこと、そんな世界では暴力が力を持つ、社会性のない中の暴力。 奥が深いホームドラマ劇でした。 第四話 「晩秋に吠えろ」 脚本 堤 泰之 <プラチナ・ペーパーズ> エロかったです。 #
by tsururinn
| 2005-11-24 16:20
| 舞台
初めて、フルオーケストラのコンサートに行きました。
場所は糸川英夫さんがバイオリンコンサートをゆあっていたのを見たことがあるサントリーホールです。 その時は小ホールでしたので、大ホールに入るのも初めてでした。 指揮はジェイムズ・デブリースト 曲は、モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K.543と ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調「英雄」op.55 でした。 モーツァルトが23歳ぐらいに作曲したそうです。映画「アマデウス」松本幸四郎さんの「アマデウス」も観ましたが、やはり天才ですね。そのころの宮廷を想像しながら聞いてました。優しい気持ち になりました。 ベートーベンの英雄は、モーツァルトの宮廷音楽とは違い、とても力強い印象を受けました。当然、時代背景に「フランス革命」があり、ナポレオンを意識した楽曲なんでしょう。 2時に始まって、4時少し前に終わりました。 丁度、六本木の街を夕暮れが訪れ、枯葉が舞っていました。 六本木をブラブラして、ABCという私の好きな本屋で2階にある、映画、写真、音楽のコーナーをいろいろと読み漁りながら、好きな本に囲まれながら至福のときを過ごしました。 気がつけば、外は真っ暗。六本木アークヒルズでオールウェイズを観ようとしたら満席。 ハリーポッタの少年が来てましたね。赤の絨毯がひかれたところでマスコミの取材を受けてました。 そして麻布十番の豆源という老舗の豆菓子を帰って帰りました。 #
by tsururinn
| 2005-11-21 20:16
| 音楽
WOWOWで先週やっていたのを録画してやっと観ました。
周りからは遅すぎると轟々されました。 で、面白かったです! 深キョンと土屋アンナのコンビが見事。映像も鮮やかで綺麗でした。友達を作らない女の娘が、本当の友達を見つける。それは、簡単で生易しいことでは無く、大げさだけど命がけ。 そんな青春映画大好きです。 10代の思い出は一生ものです。 馬鹿やったことも、アホなことしたことも、失恋も、親とけんかしたことも、尾崎を聞いて泣いたことも、何もかもすべて、一生の思い出になります。 つまらなくて生きづらいと、10代のころは社会や世間や親や先生に不平不満を撒き散らす。 吼えているだけじゃ、いい心の思い出はできません。 よし、10代にもどった気持ちで、もうひとがんばりしますか。 という気持ちになる映画です。 #
by tsururinn
| 2005-11-16 15:39
| 映画
志らくさんの「あ・うん」も上演時間がながかったのですが、こちらは3時間40分。休憩が途中20分あるので計4時間。 7時から観て終演が11時です。 でも、その時間をわすれるぐらいに面白かったです。 主演が唐沢寿明 藤原竜也 篠原涼子 夏木マリ 高橋恵子ほか いい役者さんばかり。 演出も世界の蜷川。 でも、やっぱり大切なのは脚本ですね。 笑って、泣いて、感心して、最後は納得して、見終わった人の心の中に何かを残して幕を閉じる。 老人二人にノックアウトです。久しぶりに燃えました。 で、シェイクスピア読み直してます。 「マクベス」は悲劇の話です。魔女が登場して予言します。 彼の妻がもっといい妻だったら、この後、どうなっていたのか。 そんな発想ができたのも「天保十二年のシェイクスピア」を観たからだと思います。 次は「リア王」を読みます。 #
by tsururinn
| 2005-11-14 15:52
| 本
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